正本臨時代理大使のドホーク県のシリア難民キャンプ及び国内避難民キャンプ訪問

令和6年8月4日
7月22日及び23日、正本臨時代理大使は、クルディスタン地域にあるドホーク県を訪問し、アリー・タタール・ネルウェイ県知事を表敬し、また、ドホーク県内の国内避難民キャンプ及びシリア難民キャンプを訪れました。
県知事からは、ドホーク県におけるデラロック水力発電所(円借款事業)への謝意が表明され、また、国内避難民やシリア難民に対する日本の緊急人道支援(補正予算事業)についても感謝が述べられました。



2014年のISIL侵攻によって、今なお故郷に帰ることができないイラク人が国内に100万人以上おり、その内14万人はキャンプで避難生活を送っています。
また、2011年に勃発した隣国シリアでの内戦により、イラク国内で避難生活を続けるシリア難民は約26万人にのぼります。
戦禍により故郷を追われ、大切な家族や家を失った人々に寄り添い、また、尊厳ある生活を支えるために、日本政府は国連機関やNGOと連携し、彼らの生活再建に必要な活動を支援しています。

     
ヨーグルト製造の就業訓練を受けるシリア難民女性達                  Kabarto1国内避難民キャンプ内の様子。避難民の人々はテントでの生活が続いています